FTL精密チューブミルライン
電動ロールスタンド・4方ロールスタンド
各種ロールスタンドのロール移動量は、サーボモーターによりNC化され、非常に精度の高いユニットで構成されています。
ロール段替えの際の、再現性の向上等が可能になりました。
また左右45度まで回転できる、「四方ロール」を装備し、サイジング部だけでは矯正しきれない歪みにも対応可能です。
オンライン3次元断面形状計測システム
「オンライン3次元断面形状計測システム」は、4台のCCDカメラとスリットレーザー光を利用した画像処理システムを使ってパイプ断面形状を計測します。
計測データより補正値を算出し、四方ロールまたはサイジングロールにデータをフィードバックすることで製品を矯正します。
サンプル計測と調整にかかる、人手やロスタイムも大幅に削減することが可能になりました。
製品特徴
- 従来の溶接管による成形機では、外径精度:±0.05mm、真円度:0.05mmでしたが、
FTLでは、外径精度:0.015mm、真円度:0.02mmを実現しました。
約3倍の精度を実現可能としました。
- 「NC化による自動矯正システム」と「オンライン3次元断面形状計測システム」によりこれまで限られた熟練技術者を対象とした機械を、未経験者や女性でも高度な加工作業ができる画期的な成形機へと一新しました。
- 低コストで高精度なパイプの製造が可能になることで、弱電機器に限らず、自動車製造ライン、各種産業機器など、各業界で大きな省エネ効果、CO2削減効果を実現できます。
FTLは、日本だけでなく、世界の未来にも貢献する、次世代マシンです。