組替レス式冷間ロール成形機 BURS21
従来の冷間ロール成形機では、①製品に応じた複数種のフォーミングロール(以下「ロール」)と呼ばれる金型の入手・保管が必要、②製品に応じたロールの交換が必要、③操業状況などにより熟練技術者によるロールの位置調整が必要でした。
当社が開発した組替レス式冷間ロール成形機は、複数種の製品に兼用可能なロールの開発と、ネジ機構とサーボモーターによるロール位置の数値制御システムを開発し、従来の課題を克服。
結果、ロール交換等の段取替えの工数をほぼゼロとし、冷間ロール成形機ライン全体で生産効率を約2倍向上させた世界初の冷間ロール成形機です。
(ものづくり日本大賞は、本製品を開発した従業員に対しいただいた賞です)
従来の冷間ロール成形機の特徴
①同一形状の製品断面を連続生産可能
②断面の精度が良好で表面が美しい
③生産スピードが速く、生産効率が高い
組替レス式冷間ロール成形機の特徴
①兼用可能な専用フォーミングロール
②熟練技術者不要のロールスタンドシステム
③最適なフォーミングロール位置のデータベース化
設備導入後の効果
①フォーミングロール交換の段取り替えがほぼゼロ
②冷間ロール成形機本体の段取り替え時間を95%削減(例:約4時間→約10分)
③ラインの生産効率が約2倍向上
④ロール在庫管理の容易化
⑤製品の幅違い品(多品種生産するもの)の生産が可能